はじめに

ソフトバンクグループの倒産リスクに関して考察します。
先日ソフトバンクグループの株価が暴落しました。(2019年03月20日現在 2687円) コロナショックによってソフトバンクグループの体制が悪くなっております。
結論を最初に述べますが、確率的にそんなに高くはないですが、倒産のリスクはまあまああります。(東証一部企業で比較時。中小企業よりは圧倒的に低いです。)

財務諸表

倒産リスクを知るにはまず、バランスシートを見ます。下記を見てみましょう。
ソフトバンクグループバランスシート(貸借対照表)

2019年3月
【負債の比率】
総資産:36096476
総負債:28474995
総資本:7621481

負債の比率が約70%ほどあります。
自己資本比率50%(負債の比率50%)でけっこう安全な会社と一般的に呼ばれるので比率的には少しだけですが危険です。

さらにweworkを諦めたりしたので銀行が貸し渋る(お金を貸すのを遠慮する)可能性があります。

S&Pトレーディング(企業の格付け会社)がSBGをネガティブに下方修正

下記記事によると財務的な信用性がここ失われているとして、格付けのランクを下げました。
格付け下方修正
※格付け会社とは会社の財務的な評価を行っている会社です。格付けが低いと銀行はその会社にお金を貸しにくくなったりします。つまり、S&Pはソフトバンクを倒産リスクが高まったと判断したということです。(高まっただけで、倒産のリスクが他の中小企業よりおおむね高いということではありません。)

話題のwework

weworkは財務的にめちゃくちゃ悪いです。。。。
筆者の個人的な感想を言うなら企業価値は詐欺レベルです・・・・
下記の記事が割とよく書いてあります。
weworkショック

結論

ソフトバンクの財務が今回のコロナショックで悪化していることは確かです。
(日本企業の多くは内部留保をかなり多く持っているので意外とダメージはない。)
※内部留保とは利益の一部で会社の中に蓄えておく額です。つまり、株主への配当や税金にならなかった部分