貸借対照表にに関して
資産の部
・のれんが多いと1年ごとに減価償却で費用を削らないといけないので収益が減る。
・流動資産が多いと資産をすぐに現金化しやすいので倒産のリスクは少し小さい
・在庫などは持たないほうがリスクは小さい。(維持管理コスト、ビジネスの流動性が損なわれるため)
・固定資産などの機械が多い場合は総資産回転率などを見るとなおよい。
負債の部
・負債の大きさはさほど重要ではない。(重要なのは資産に対する負債の比率)
・自己資本比率が50%以上になると比較的に安定されているとされている
・負債が大きいということは、銀行がそれだけ貸しても問題ないということも示すので、よい指標にもなりうる
純資産の部
・利益剰余金が大きいということは過去に利益をだしてきたということを示す(純利益の一部が純資産の利益剰余金として計上されるため。)
・純資産の比率は高い方が倒産のリスクは小さい。
・純資産が高いということは株価も高値で取引されているかもしれない。
・ROE(自己資本利益率)は見ておくとよいかも。株主視点の利益率を見る指標や企業価値などの計算指標になったりする。
損益計算書に関して
費用の部
・人件費が多いのは微妙
・固定費の計上は投資資産に対する減価償却だったりするので気にしないでよい場合がある。
・投資費用か営業費用かなどは重要。薬品会社などは研究開発費にいくらかけているかなども少し見とくとよい。
・損益分岐点など計算がめんどくさければそこまで見れなくてよい。
(重要なのは投資額が回収できるかどうか直感的に理解すること。)
収益の部
・営業利益>経常利益でみるのがよい。
(経常利益は株の売却益など本来のビジネス活動とはちょっと離れた指標のため。)
・黒字か赤字かは赤字でも投資内容と比較して企業価値を吟味する。
・黒字の場合は法人税が課税される。